隠れてていいよ

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悲劇のヒロイン思考に陥ると辛い

悲劇のヒロイン思考とは、その名の通り悲劇のヒロインのような思考のことです。
悲劇のヒロインには様々な定義があると思いますが、自分に発生している辛いことや悲しいことや立ち向かわないといけないことが、
運命によって発生しているものだと感じられる、というように私は考えています。

運命によって発生しているのであるから、その発生原因について考えすぎても仕方がないとすら思えてきてしまうという作用もあります。
同時に、その問題がまるで世界のすべてだと思うように感じ、いわば一人セカイ系の中に取り込まれてしまうような状態です。

悲劇のヒロイン思考に陥りやすいときというのは、多くの場合何かしらの相手がいる場合があります。
その相手は、自分のことをどう思っているのか皆目見当がつかない。しかし自分の思いだけは募る。
そういった場合「あぁなぜ自分はこんなに悩んでいるのだろう。きっと相手は何も悩んでいないのだろう」という思考になりやすく、
相手が居ないと解決できないのにもやもやだけは募り、勝手に自分自身は悪くない、そうセカイが悪いのだ、という思考になりやすいのです。

こうなったときの解決法はいくつかあります。まず、悩んでいることは些細な事であると冷静に理解することです。
それができたら簡単ではと思いますが、しかしこの悲劇のヒロイン思考に陥るときはとても極論の状態に陥っている事が多いので、
実は案外簡単に覆せることが多いのです。

例えば、それについて徹底的に考えないようにルール作りを行い、それ以外のところの優先順位を上げていき、
それの優先順位を最下位に持っていくことで無理矢理に距離を置くという方法。
特に「それ以外」の部分が、それなりに成長や実感を持てるようなものである場合、容易に抜け出しやすいです。

悲劇のヒロインになりきることはとても快感なのですが、抜け出せないと永遠に悩み続けるという苦痛が待っているので、
ぜひ早急に抜け出してください。