歌唱:KOTOKO
作曲:Aiobahn
作詞:にゃるら
キャラクターイラスト:こかむも、 お久しぶり
ピクセルアート:ねんない
背景:ccnaov
MV:TOHRU MiTSUHASHi、前田地生
Vocal Direction:まろん (IOSYS)
Special Thanks:Megumi Torii (Xemono)
Produce:さいとーだいち(WSS playground)
とりあえず聞いてほしいです。
なんというか、久々に心の底からぐっと掴まれた感じがありまして。
ふとYoutube MUSIC でKOTOKOさんのプレイリストを流していたらこの曲を知りまして。
なんか中毒性があるなと思って、調べてみたらMVがあると。で、それを見てしまったんですが、もうあまりにも衝撃的で無限ループしちゃいまして。
理屈は置いておいてですね。
ちょっと曲冒頭から、好きなところを順に語っていきたいと思います。語彙力低めです。
ちなみに私はこの曲の元ネタの超てんちゃんを全く知りませんでした。
なおYoutubeリンクは、各秒数から再生されるようにしています。
冒頭 0:00~
アニメ涼宮ハルヒの「恋のミクル伝説」の冒頭をオマージュしたような、独特の音で始まる。まずこれがもう引き込まれる。
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オマージュしたような、じゃなくてオマージュですよね多分。直後すぐにずずん、って感じの打ち込みが入るのもそれっぽい。
なんかこの冒頭だけで、ぶわーっといろんなアニメとかネットの思い出が蘇ってきてですね。開始数秒ですよ。
マジですごい。
00:10~00:25 早口KOTOKOさんセリフ
やっぱKOTOKOさんのセリフはいい。
早口なのに心地よく入ってくる。徐々にテンポアップしてからの、「インターネット やめろ」なんです。
いんたーねっと、やっめっろ って最高に可愛くてテンポが良くて、まずここがやばい。
この部分というか、このサビ前のこの叫びは曲通して重要なんですが、もうそれがクオリティ高すぎて。
でね、インターネットやめろ部分の絵がめっちゃかわいいんです。
このちびキャラ的な感じでうわーってなってるイラストって、なんかそういうジャンルがあった気がするんですが、とにかく可愛い。
うきゃ~って感じで叫んでる感じと曲調が最高にマッチしています。マジでテンション上がります。


ちなみに、KOTOKOさんの「二人で海を見に行くぞ!」の「ぞ!」の部分がKOTOKOさんらしい歌い上げて好きです。
ちょっとふわっと、きゅうっと押し込む感じというか押し上げる感じっていうか。こういう歌い方はKOTOKOさんの好きなところです。
00:25~ Aメロ前のテンポ感
可愛すぎて、何度見ても中毒になります。
電子的な打ち込みと、打ち込みに合わせて踊る女の子ってなんでこんなに可愛いんですかね。
繰り返しMAD的な中毒感、半テンポ遅らせる感じのイラスト。ザ・中毒ですよ。永遠に見てられます。
そして、キャラクター紹介のようにさっと差し込まれる表現方法が、ザ・エロゲのOPっぽくて良いですよねー。
こういう細かいところの表現方法のリスペクトっていうか、オマージュがたまりません。

00:35~ 01:17 Aメロ
一転、シティハンターのGet WildのようなAメロのようなしっとりとした感じになるんです。分かりますかね、この感じ。
PC98時代のようなエロゲのような塗りの女の子のイラストとその音楽が最高にマッチして泣きそうになります。
曲調は早いんですけど、ぐっと遅くなる感覚を与えてくれる。なんていう技法なんだろう。しかも長いんですよ、最高ですよ。
「人が恋しくて 人がイヤすぎて ループ」の歌詞もめっちゃ好きで。
このあたりから上げ下げの感じ、行ったり来たりの感じがビンビン伝わってきて、後半への疾走につながってくる。
01:18~ Bメロ 不安、そしてサビ。上げ下げダンスはもう目が離せない
「ほんとうは幸せを知っているのに 不幸なフリやめられないね」という強いメッセージをどかんと与えられて、うわーきたなぁってなってるところに、激しい打ち込みと狂気な感じの映像がカメラのフラッシュのように切り替わって映されていくのが、もうやばい。
なんで、こんなに不安になりながらも目が離せない映像が創れるんでしょうか。
ここからサビに繋がっていくのですが、最高潮にうわああああって押し上げてくれるんです気持ちを。
で、そこからの「かけめぐる エクスタシー」から始まる部分のシーン。ここが本当に好き。

TikTokを思わせる形で、カメラの枠にはめられた中で女の子がバズるポーズ・ダンスをする。
ここエモ過ぎて涙が出そうになります。
「画面光りだすの」で、ピカッと光るシーンも何度見ても鳥肌が立つ。マジで好きです、この光るところ。

ていうか、この部分の歌詞、天才すぎる。
かけめぐるエクスタシー
融けるマイスリー
画面光りだすの
不安とまらないよ
なんというか、自分がしんどい精神的なことが全て言語化されて代弁してくれているような、なんだろうそれにしては清々しい感じで、TikTokを思わせる形で絵がはめ込まれているのもエモくて、なんだろう全て感情が持ってかれる感じなんです。
で、もちろん最高にやばくて一番中毒性があると思っているシーンが来ます。
またまた、音楽半テンポ遅らせながら、躁鬱な上げ下げを表現しているだろう表情がもう、イラストだけでも心惹かれるのに、打ち込みのテンポに半テンポ遅らせて踊らされたら、もう無理ですよこれは。電子ドラッグ。無限ループします。
歌詞も、上げ下げが最高。シンプル故に、最高。
誰か殺してくれ
イヤだ死にたくない
で、イラストがですね。もう不安になって、最高なんです。なんで情緒が不安定で上げ下げされるイラストってこんなに魅力的なのか、マジで理解できないです。


この表情が速いテンポ感で切り替わって、テンポに合わせて半テンポで遅れて打ち込まれたら、そりゃもう無理ですよ。不安になって惹きつけられる。
不安止まりませんよ。
02:15~02:24 頭がおかしくなる
悲鳴のようなノイズと、カンコンカンコンという打ち込みと、不安定な映像が差し込まれる幕間。
やっぱり頭が割れてんのかな。
全部好きだけど、以下の表現が好き。

02:24~ 独白、それとも
「リアルが壊れてもココが良いって思ったの」から変わるテンポ。ここが結構好きで。
あぁ、もうやっぱりインターネットなんてやめられるわけ無いじゃんってなるわけじゃないですか。
そういう結論に向かってて走り出すんだなって、嫌でも分かり始めるわけじゃないですか。
それを、露骨かもしれないけど表現してる感じが最高です。こういうのが音MADって感じの表現でとにかく好きなんです。
冷静なんだけど、割りと感情が爆発しててうわあああってなってる感じの表現うますぎるんですよね。
この、冷静に女の子が真ん中で祈って立っている周りに、光る文字動く文字がわらわらする感じが、不安になる要素なんですが、テンポ感が良くて引き込まれる。

で、サビ前の最高のエモい「インターネット 最高」が、INTERNET YAMERO との反転で、多分間違いなく一番エモいシーンだろうし、またまた自分が好きなちびキャラ表現を持ってこられて、頭が融けてしまいそうになります。サビ前の「インターネット 最高」の部分だけでもやばい。この後また反転ダンスが来るのに。




で、やっぱりある意味一番バズっているシーンがくるわけなんですが、それだけの理由がある。
前後を知らなくてもバズるのに、こんなん流れで見てたら引き込まれるしか無いですよ。
1番のサビでは途中でカットされたような、まだ見ていたかったのにと言う気持ちがあってみんなモヤモヤしてたと思うんです。
それを吹っ切るように、そして吹っ切れていないから上げ下げするんですが、上げ下げ表情ダンス半テンポ遅れが来るわけなんです。
で、今度はとにかくここが見せ場だと、ラッシュを掛けてきます。
激しい打ち込み、少し高めのKOTOKOさんの声、カラフルフォント右斜め上傾き、左右上下に躍動感溢れて動く文字、アップにしてまだ引き戻したり、そして全身を綺麗に映してまたダンスシーンをガッツリ……ほんとうにどこにドラッグ感があるのか完璧に操作されていて嫌になります。
アップにされると顔がしっかり見れちゃうわけなんですが、そこで表情上げ下げの目の表情ですよ、これはもう殺りに来てますよね。




03:20~ 古き良きネットスラングと、すーきすきすき
ネットスラングがもちろん良いのですが、やっぱりKOTOKOさんの「すきすきすき」は良すぎますね。色褪せない。
「さくらんぼキッス~爆発だも~ん~」だけがすきすきすきじゃないですが、やっぱりここリスペクトですよね。
該当日箇所は25秒くらいからですが、ぜひ最初から全部聞いてみてほしいです。もはやこの顔文字が懐かしい。
(゚∀゚)ノキュンキュン!ヽ(゚∀゚)ハイハイ!
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私がKOTOKOさんを知ったきっかけが「さくらんぼキッス~爆発だも~ん~」という曲で、聞いたのは2003年頃でした。
2000年代前半は電波ソング*1人気が拡大期だった気がしていて、たくさんの電波ソングを聞きました。
その中の一つがこの曲で、衝撃of衝撃だったわけです。こんな曲があるんだ、許されるんだ、そしてなんて良い声なんだろうと。そこからファンになりました。
当時は狂ったように電波ソングを聞きまくっていて、それこそまさに中毒になっていたわけです。
そんな私の原点とも言える「すきすきすき」、そのセリフで締められる『INTERNET YAMERO』は、運命だなと思ってしまいました。
2003年頃に私が最初に電波ソングを好きになったKOTOKOさん、そのKOTOKOさんが2023年に歌う『INTERNET YAMERO』を聞いて中毒になるって、繰り返しになりますがマジで運命だなって思います。
「さくらんぼキッス~爆発だも~ん~」を知る切っ掛けとなったのも、当時インターネットのネットゲームで知り合ったオタクの先輩諸氏のお陰でございます。
そういう意味でも、インターネットの色んな思いが詰まったこの曲はエモい。見事に色んなものが混ざり合っていて、刺さるところが多すぎて。
終わりに
Aiobahnさん、にゃるらさん……正直全然知りませんでした。でも、今知れたので良かったです。そしてKOTOKOさんは、やっぱり本当に素敵です。
上記以外の関わっていらっしゃるクリエイターの皆様にも本当に尊敬しかありません。
素晴らしい創作物に出会ったときの感動は、何物にも変えられません。
また生きる意味が一つ増えてしまいました。