「MORE MORE JUMP!」にハマってしまい、キーストーリー2作目も読了いたしましたので初見感想を残します。
1作目が元アイドルの3人がスタートラインに立つまでを描いたとすると2作目はタイトルのとおりリスタート、いよいよアイドルデビューに向けて始動した内容が描かれました。
みのりがいきなりアイドルデビューすることに難色を示されることは分かっていましたが元アイドルがいることが他事務所からのデビューの足を引っ張るとは思ってもいませんでした。
現実のアイドル事情に詳しくないのですが、ストーリーで描かれるぐらいですからそういう話はよくあることなのでしょうか。
みんなでアイドル活動をしたい、その強い思いを実現するためとくに愛莉が奮闘するのが今作でした。
前回の記事でも書いたとおり私は愛莉推しとなりそうな勢いで愛莉が気に入っていたので、キーストーリー2作目から愛莉が掘り下げられたことは嬉しいことでした。
原点
――わたし達ががんばることで、
ファンのみんなに『明日もがんばろう』って
思ってもらいたい
愛莉のアイドルの原点は何なのか。
アイドルを見てニコニコしている愛莉を妹が見て、私もニコニコしちゃうといわれ、それなら自分にもアイドルができるはずだ! というとても単純だけども素敵なお話。
子どものいうこと、で片付けることは簡単ですがこのころから愛莉はポジティブに見える。自分の正しいと思ったことを突き進めてやるという気概が見えます。
実際オーディションを受けてアイドルになっているわけですから、とんでもない努力をしたことが伺えます。
前向きさ、ひたむきさ
自分の目指すものを達成するためには、とにかく考えて前向きに解決策を探して努力して突き進む……それが愛莉の行動原理のように見えます。
本作では、愛莉のポジティブさを全面に押し出していたように思います。
とくに冒頭の方は、いろんな事務所から断られ続けるために暗い雰囲気が漂っていてしんどかったので、愛莉の言葉・姿勢には助けられました。
ただ、愛莉ももちろん完璧人間ではなく、なかなかうまくいかない現状に心を痛め弱音を吐きそうになります。
あれほどポジティブに振る舞っていた愛莉から、「……現実的じゃ、ないのかしら」という言葉が出てきたときは、うっとして悲しくなってしまいました。
ただ、ここで舞台装置であるセカイが出てくるのがプロセカのおもしろいところで、現実的すぎる暗い内容を上手くセカイの話の中で吸収してしまう……とても良い手法だと思いました。
愛莉はリンと話すうちに、改めて自分の、アイドルとしての原点を思い出して前に進んでいこうと決めたのでした。
文章にするとちゃちな感じがするのですが、シンプルでありながらも愛莉が前を向いて歩いていこうと奮起するさまが素直に見ていて誇らしかったし嬉しかったんです。
関係ないですが、歳を重ねるごとに涙もろいというか、夢見る子達の熱い思いに気持ちを動かされることが多い気がします。。
(アイドルに必要なのは前向きなハート。
どんな時でも、諦めないで笑顔でいること……)
なんていい言葉なんでしょう。心が洗われるというか、明日もがんばろうとマジで思います。
この記事を書いている日曜日夜のこの時間帯、明日の仕事のことを考えると辛いわけですが、愛莉を始めとした「MORE MORE JUMP!」のみんなには勇気づけられます。
表現の仕方が多少違うかもしれませんが「ファンのみんなに幸せになってもらいたい」という気持ちを「MORE MORE JUMP!」のみんなは持っていること……アイドルものはやはり素晴らしいと思いました。
描き下ろし楽曲「モア!ジャンプ!モア!」も大変素晴らしいものでございました。
「MORE MORE JUMP!」がライブしたら、ラス前かアンコールで絶対歌いそうな雰囲気の曲で良き。
ストーリー振り返り
いつもどおり、いくつかシーンを振り返ってみます。
ボケがわかりにくいのよ!
FIGHTネタ結構好きだったので、雫がまたやってくれるとは思いませんでした(いい意味で)。
愛莉のツッコミがまたいいんですよ。
きっちり
昔お世話になっていた番組PDに、今後ご縁があったらよろしくお願いします、ときちんと伝える営業モードな愛莉も素敵です。
ちゃんと演技も営業モードになっているところが良いです。
演技演技って書くと悪い意味に捉えられそうですが、なんというかアイドルとしてのやるべきことの一面をきちんと見せられた感じがしました。
リンちゃんが魅力的
このセカイのリンちゃんの話し方とか言葉のチョイス、好きなんですよね。
前回の食い気味リンちゃんも好きだったのですが、「ぜーんぶお見通しだよっ」もかわいい。
そして相変わらず受け身で接してくれる優しさに惚れます。
素の愛莉
愛莉をどんどん好きになっているせいもあると思うのですが、ふとした素の感じの愛莉もかわゆいのですよね。
「今は仕事以外で、泥だらけになることなんてないんだから」というセリフが地味に好きです。
みのりって美少女?
流石に可愛すぎやしませんか。
今作では若干後ろ向き気味だったみのりも、最後には前向きになってくれて嬉しい限りです。
今後もみのりはいろんな壁にぶつかると思うのですが、遥の言葉を忘れずに進んでいってほしい。
終わりに
「MORE MORE JUMP!」のストーリーが面白すぎて、全部読んでしまいそうな勢いです。
次の記事も「MORE MORE JUMP!」になったらすいません。。
関連記事:
25時、ナイトコードで。 カテゴリーの記事一覧 - 隠れてていいよ
ワンダーランズ×ショウタイム カテゴリーの記事一覧 - 隠れてていいよ