素晴らしいの一言。ここまで良い最終回も久しぶりに出会ったかもしれません。
まず本編です。OPED挿入歌、ケンイチにはたくさんありますが、それを全て放出です。しかも使い方がとてもうまい。ここでこれか、と思わずうなってしまいました。特に最後、全て解決し、長老に掴まれ一緒に降りてくるケンイチのシーンで、初代OPが流れるシーン、最高でした。鳥肌ものでしたよ。そしてこれまでの回想がそのOPと共に流れつつ、キャラクターと共にキャスト紹介。この回想の映像もうまくまとめられて懐かしさがこみ上げてきましたし、そして順にキャラを紹介していくという構成も非常に良かったです。そして、声優が豪華だったと改めて思わされたキャスト紹介でもありました。そして、最後は「弟子一号、ただいま戻りました!」のケンイチのセリフで終わり。もうホントいい最終回。最終回らしい最終回でした。かなり褒めまくってますがそのくらい良い最終回でした。
1年という長丁場、だれる事も無くよくここまで来たと思います。1年も見ているアニメ、来週から無いと思うと本当さびしいです。正直ここまで面白いアニメになるとは思いもよりませんでした。もしかしたら毎週楽しみにしていたという事では一番だったかもしれません。このアニメの良いところは、原作を改悪しないところ。変わってもそれは良い改変だったということ。この原作を改悪していないところと言うのがとても大きかったのかなと思います。それはある意味では原作通りじゃないか、ということですが、しかしケンイチという作品にとってはこういうアニメ化のされ方がもっとも良かったのではないかと終わってみて思います。原作も途中から手を出し、今では連載を追うまでになっていたりする私がいます。
さて、今回の最終回で嬉しかったのは、最後の緒方のセリフ「闇は動き出した」が原作そのままだったということ。2期情報を聞かない以上、ここは無くなるか、別のセリフになるんじゃないかと思っていただけに、素直に嬉しかったです。是非、2期を見たいです。やはり動くというのは良いものですね。拳豪編もここまで面白かったのですから、闇編とでもいいましょうか、アニメ化しても成功すると思います。拳豪編以降は師匠たちの活躍の場もいっそう増えますし、1期のアニメしか知らない人は師匠の活躍しているところを見たがっていると思います。
何はともあれ、良いアニメでした。1話から自分の書いた感想を読み直したりしてたのですが、だんだんとはまっていく様子が手に取るように分かってちょっと笑ってしまいました。1話の感想では、地獄少女のついでで見ようなんて書いてましたが、いつの間にか毎週楽しみなアニメになっていました。当初から結構言っていたのですが、やはり王道的展開は視聴者に受け入れられやすいと思うのです。理解しやすいというのが、アニメにとって非常に重要だと私は思います。もちろん色々と張り巡らされた伏線をじっと考えたりするのも面白いということはわかっていますが、私はこういった王道ストーリーの方が好きだったりします。良い作品に出会えてよかったです。