色々と突込みどころがありますが、自分から面白さを見出していこうとするタイプの人にとっては楽しめるアニメだと思います。
もしドラとは、正式名称「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という書籍。ベストセラーにもなったので、多くの方がご存知かと思います。
そんなもしドラ、本日からアニメの放送が開始されました。本日から5月6日まで、土日を除く毎日22:55より連続放送される予定です。詳しい放送情報などは公式サイトへ譲ることにします。
色々と突込みどころがある1話でしたが、特に印象に残ったシーンについて掘り下げます。
なお私は原作既読です。書評(考察)は、アニメも始まる「もしドラ」を、今更ながら読んで感じたこと、からどうぞ。
もっと感動させるべき
1話のクライマックスは、病院で入院中の宮田夕紀が少年野球時代の川島みなみに「感動する」シーンだと私は思っています。だからこそ、このシーンは破格の気合を入れて描かれるべきだとも思っていました。
何故このシーンをそこまで持ち上げるのかというと、少なくとも、私が原作のシーンに気持ちを動かされたからです。この過去回想シーン、原作では貴重なカラーイラストが1枚挿入されているのですが、今でも鮮明にそのイラストが脳裏に浮かびます(本は図書館で借りたので手元にありません)。「あぁ、良いシーンだった…」としみじみできるくらいには、覚えています。
原作付きアニメ的な言い方をすれば「このシーンだけは絶対に飛ばさないでほしいし、気合を入れて描写して欲しい」シーンだったわけです。
確かに他の描写と比較すれば、綺麗に描かれていたように思います。ですが、「すげー、さすが気合い入っている。分かってるなスタッフ!」とは思いませんでした。もっともっともっともっと、気合入れて、「感動した!」という描写をすべきだったと、私は思いました。
単純には、もっと尺を取る・ヌルヌル動かすなどですが、それ以上に「スタッフの愛」を感じたかったなぁ、と思いました。
愛、愛ですよ。