隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

漫画『メイドインアビス』6巻まで読んだので感想

6巻まで読みました。唐突に。

ものすごく雑な感想なのですが、思っていたより、サクサク進むことに驚きました。進むとは、深層に向かうことです。
階層1つ1つがとんでもない難易度を誇っていて、そんじょそこらの生半可なやり方では下層に進めないものなんだと思っていたのです。

実態は、下層から上層へ上昇する際の「アビスの呪い」がやばいという話で、この設定は単純ながらもワクワクしました。
主人公のリコは最下層を目指すと言っているのですから、それはもう、なにか奇跡が起きない限りは二度と戻ってこれないことと同義なわけで。
ハッピーエンドはまず見込めないだろうにもかかわらず、希望を見出しながら読み進めようとしてしまう人のさがですよね。

ナナチ

一番好きになったキャラクターは、現時点だとナナチ。んなぁ~って口癖が、なんであんなに可愛いのでしょうか。
触られて恥ずかしがる感じとか、それを嫌がりつつも受け入れているような感じの半々な感じとか、ただのケモケモな感じじゃない安心感をおぼえるというか。
みんなして後ろから抱きつくシーンが、何度見てもかわいい。何度も描かれるのが良い、分かっている。

切迫感

印象に残っているシーンはたくさんあるのですが、リコの腕の切断未遂から始まるナナチとの出会いの部分が一番好きです。
リコの腕の切断を判断しないといけない前後のシーンはとくにお気に入りで、一度しか読んでいないのですが、まだゾワゾワした感覚が残っています。
スピード感が圧倒的に早いのが素晴らしくて、すべてが短時間で決まらなければいけないという切迫感が伝わってきてですね。


後は、現実的な判断と感情的な判断があった場合に、現実的な路線を選びつつも感情的な判断を下していくほうが圧倒的に多いのが、良い感じです。
諌める大人的ポジションが圧倒的に少ないのが原因なのかなと思うのですが、選択に対して、子供じみた不快感を感じることがないのです。
生きようとすること、助けようとすること、大事に思おうとすること、それらすべてに納得できちゃうんですよね。
かっこいいなぁと思ってしまいます。幼いのは年齢だけで、みんなかっこいいよ。

終わりに

と、なんで今まで読んでいなかったんだろうと6巻まで読んで感じたことを記しておきました。
現在12巻まで発売中とのことなので、また合間を見つけて読みたいと思います。