隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

第3話 何で自殺なんかしたの?

アバンでのシーンが実は結構最後の伏線になっていましたね。小竹透の最初問いかけ、「駅のホームに立ってるとさ、(中略)飛び込んだらどうなるのかなぁ、とか」、これすごく分かってしまうんですよね。つい最近もこれに似たような事を実際に考えたりしてましたし。
さて、内容は事前に公式で告示したように、しっかりと修正されていました。おそらく修正箇所は、銃、おそらく散弾銃かそれに類するものだと思われます。フミカの銃が規制されていないところからの類推です。今回の話も考えさせられるお話でしたね。シゴフミという、本来は現実に存在しないものが存在することで、現実の問題が一気に複雑化する、とでもいいましょうか。自殺した大輝の親父が、学校に立てこもり、なぜ息子が自殺したのかの理由を問い詰めるシーンがあります。「どうして、どうして大輝は自殺したんだ?」「息子の死んだ理由を知りたいだけなんだ」と。それとは対照的に、「他人の考えていることなんてわからない」→「理解できなかった」という結論に至る小竹透。そして、開かれるシゴフミ。そこには「そういう気分だったんだ」という、あっけらかんとした事が書かれていました。この事件に関してはこれで終わり、野島要とフミカの関係についての話に移ります。
シゴフミが伝えたいのは、一つ一つの事件がいかに凄惨なものなのか、ということではどうやらなさそうですね。もしそうだとしたら、せっかく描いたこんなえぐい事件を、あっさり終わらせる必要がないわけですし。次々とつながっていくストーリーがとても面白いなぁと今のところはこのアニメに対して思っている感想なのですが、実際すべての事件は何かに繋がっていたりするんでしょうかね。と思ってしまうほど、ちょっとあっさりと事件が解決しすぎるなぁと思いました。