オリジナルアニメーション、DOG DAYS。
本作品の概要を自分でまとめる気力がないので、Wikipediaさんから引用させていただきます。
外交手段としての戦争が、死傷者の出ないスポーツ的な興業として行われている異世界を主要な[1]舞台として、異世界のお姫様によって現代日本から勇者として召喚された少年を主人公として描くファンタジー作品。『魔法少女リリカルなのはシリーズ』のメインスタッフ(原作 - 都築真紀、監督 - 草川啓造、制作 - セブン・アークス)による、オリジナルテレビアニメシリーズである。
DOG DAYS - Wikipedia
オリジナルアニメ、いい響きですね。
さてこのアニメ、突っ込まれることを前提に作っているとしか思えませんでした。
最初は「真面目にやっているんだけど笑えるタイプ」、つまりネタアニメだと思っていました。ですが「そもそも笑わせにきているタイプ」、つまりギャグアニメ色もかなり強いのではないか思うようになりました。
表現が直接的でないからギャグアニメだと分かりにくいだけで、本質は笑わせにきているのではないか、と感じたのです。ファンタジーという名前を借りた、ギャグアニメなのではないか、と。
少し詳しく見ていきましょう。
やり取りの全てが面白い
キャラクター同士の会話・やり取り、それらのテンポ・間の取り方が独特なんですよ。言葉での説明が難しいのですが、とにかく笑えてくるのです。
この「とにかく笑えてくる」というのは、ネタアニメの特徴として挙げることが多いのですが、このアニメに関しては「笑わせにきているのではないか?」と感じてしまいます。作為的な面白さを感じるのですね。
特に面白いシーンが沢山ある
全体が面白いと言いましたが、所々に、腹を抱えて笑えるシーンがあります。
例えば主人公がベランダや校舎の上から飛び降りて、人間業でない回転をしながら着地するシーン。このシーンは凄い。このシーンだけを見るために1話が存在しても良い、というくらい面白い。無駄に回転して、ドヤッっという感じで着地する。ツッコミ待ちとしか思えません。
決して馬鹿にしているのではないんですが、もしこれを真面目にやっているんだとしたら、尊敬するレベルだと思うくらいには笑えます。
キャラデザ、どうしてこうなった
実は当初、このアニメは萌えアニメだと思っていました。なぜかというと、公式サイトのトップ絵を見てもらえれば分かるのですが、とても絵が可愛いのです。女の子が可愛いアニメは正義! とか意気込んでいました。
しかしアニメになると、公式トップ絵と比較して随分と人間らしくなってしまいました。つまり、頭身が上がり、デフォルメが殆どされないのです。
キャラクターデザインはキャラクターデザイン。アニメになれば変わってしまうことは覚悟していましたが、少しだけ、ショックでした。自分の中で、「見ているだけで可愛い」、という要素が抜けてしまったのですね、
ただ、「公式絵が可愛いけれどアニメ絵が崩されている」タイプのアニメは、コミカライズの絵がめちゃくちゃ可愛くなる傾向にある気がするので(要ソース)、メディアミックス展開に期待したいと思います。
まとめ
ネタとギャグが混ざった何か。まだ2話を見ていないので分かりませんが、オリジナルアニメとしては、それなりに珍しいタイプに分類できるでしょう。この独特のテンポを楽しめるのならば、最高に笑えるアニメになると私は思います。
なお、笑える笑えると言っていますが、真面目なアニメだと見ている方にとっては真面目なアニメなんだと思います。それはよく分かります。
しかし私は、見ているだけで笑いがこみ上げてきました。
追記-20110417
3話まで見て、考え方が変わりました。よろしければ以下の記事もどうぞ。
DOG DAYSのキャラクターが、2話以降はデフォルメされているように感じる理由