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ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編3』 感想

久々に記事を書きます。これまで感想を書いたことがないラノベようこそ実力至上主義の教室へ2年生編3』、通称よう実。

なんでこれかって言うと、直近で読んだラノベがこれだったからという理由です。
一応ネタバレを含みますので、未読の方はこれ以後は気をつけていただければと思います。











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本作品は1巻からずっと追いかけている作品なのですが、今の所はまだ面白さが落ちない作品だなと感じています。唯一1年生編の11巻での、坂柳とのやり取り・対決はくさすぎた感があったぐらいで、それ以外は相当に満足しています。
どこに満足しているかといえば、綾小路の底知れぬ強さに違いありません。頭がいい・力も強いと非の打ち所がないことは前提の上で、ホワイトルームで習わなかったことや体験しなかったことには案外弱かったりするところが結構可愛い。最新刊だとアニメには全く精通していないことが分かりましたし、2年生編の1巻だったでしょうか、習ったことがないバスケはトップレベルの須藤には敵わないかもしれないという描写があったかと思います。
ホワイトルームでは相当に合理的な教育がなされると推察されていますが、こういう時折見せる素の部分がとても良いです。

さて最新巻であります2年生編の3巻では、いよいよ無人島編の本格的な内容が描かれたわけですが、七瀬翼はホワイトルーム生かどうか、というところが読者的には気になるところ……ではありましたが、前巻からずっとあからさまに描かれ続けていましたので、ミスリードではという気持ちが大きかったことは間違いありません。
実際には、おそらくホワイトルーム生ではなさそうだという結論として描かれはしましたが、そこまで不満はありませんでした。多分理由は、なんだかんだ言って七瀬翼が可愛いからなのではという結論に至りました。まぁ水着挿絵もらっている時点で優遇されているとは思うのですが、そういうのはおいておいておくとしても、いくら月城に言われたとはいえ無人島の中ずっと健気に清隆についていく様子は素直に可愛いです。


個人的に楽しめた場所としてはやはり高円寺でしょうか。本作品では高円寺を描くということは切り札の一つだと思うのですが、ここ数巻では高円寺推しが結構続いていたので個人的にはマジで助かります。
出し過ぎ感はちょっとありますが、ただこれまでずっと隠してきたが故にワクワク感は半端ないわけです。個人的には高円寺には最後まで最強キャラでいてほしいですね。

作品の今後

よう実という作品全体を見ると、清隆が本性を出していくようになったため、より大きな展開を持ってきたり、新キャラクターを噛ませるようにしないと刺激がなくなるのは事実で、現状はその辺のバランスを上手く取れているなとは思うのですが、この月城打倒編というかホワイトルーム刺客編が終わったときにどこへ向かうのかは結構気になるところです。
基本的に清隆はこの3年間を学校で過ごしたいと強く思っているため、3年生編は無難に描かれるのかなと思いたいのですが、3年生になれば南雲は卒業しちゃいますし、現在の1年生のキャラも死ぬほど立っているかどうかと言われるとそうでもないと個人的には思います。
そういう意味でも次巻では1年生の相当な活躍を是非みたいなと思うのですよね。ホワイトルーム生との勝負も楽しいのですが、それだけだと作品寿命的にきついかなと思ったりするわけです。
後は物語をもう少し肉付けするという意味では、ホワイトルームのさらなる詳細な描写も必要かなと思います。
つまりまとめると、次巻では1年生を相当に巻き込みつつ無人島編を進行させ、ホワイトルーム生との対決そしてホワイトルームのより詳しい掘り下げ……これが描かれることが必要だと個人的には思いますし、期待しています。というかそろそろ月城には退場願いたいです。

終わりに

よう実は良くも悪くも、ちょっと昔のギャルゲー・エロゲー感があって好きです。今後も機会があれば感想書いていきたいと思います。
なお久々の感想記事を書いて読み返して思ったのは、なんか昔よりもさらに普通の文章になってしまっているなぁということでした。これからもリハビリがんばります。