隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

気分が悪くなること

仕事中気分が良くなくて、そのまま続けても集中できない状態だったので多少早めに仕事を終わったのだけれども、
気分が悪くなった原因はまた一人退職する人がいることが分かったからだったのかもしれない。

かもしれないと書いているのは100%そうであると確信が持てないからであるけれども、こんな文章を書かざるを得ない状態ということは多分それが原因なのだろうと思う。
また一人と退職することによって、組織という体を保つことに多量の工数を割き責任を追うべき範囲が増えること、そのことを思うと、ただでさえ疲弊している心と体にダメージが来たのだと思う。

本来、同僚が退職することに対しては前向きでいたいと考えているし昔からずっとそういうスタンスで来ていたのだけれども、
現在の会社の、組織の状況から考えれば大きなショックを受けてしまうというのはもう仕方がないことのように思う。それだけ今、個人に対する負担が重いのである。

これまで100人で見ていたものを80人で見ろと言われると辛いし、それが50人になればもっと辛いし、10人で見ろと言われれば相当に辛いという単純な話でもある。
誰かが休んだらきつくなるというのはまぁどこの会社でも同じことであろうが、いざ実際自分の身にそれが降りかかると案外辛いものなのである。
自分が休むと周りが辛くなるという状況も、同様に精神衛生上良くない。休むことに対して負い目を追わなければならない状態は、どんな理由であってもやはり辛いものである。

バス係数と呼ばれる、ようはその人が死んだら立ち行かなくなる指標として使われる数字だが、今や多くの分野で皆で持ち寄ることでなんとか1を切らないようにしているというのが実情なのだ。
そんな中でまた一人退職するという話を聞けばそれは、もう辛いのである。

そんなに辛いなら辞めれば良いというのは事実である一方で、昔よりも守るべきものが増えたことも事実で、身動きが取りづらくなっているというのはもう仕方がないことではあると思う。
仕方がないから受け入れるのかというのは正論としては当然理解できるけれども、「正論が人をキレさせることはいくらでもありますけれど人を救った例は有史以来一度も存在しませんわ!!」*1という名言があるように、当事者達にとってはあまり意味がないものであることが多いのである。

結局どうするかというと、なるべく感情を動かさないようにして、ストレスを溜めないように前に進むしかないのである。