隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

13話 ベランダと紙ひこーき

ついにやってきました最終回。なんだかんだ言って全部視聴したのはやっぱり面白かったからだと思います。
さて引越しの事を知り心が揺れる香月。また勇治の方も心境は複雑なようです。当日までちはやちゃんと話したり姉と話したりして色々と思うところがある香月。当日を迎えるまでに、しかし香月は「どんな人にも悪いところがあるようにいい所だってちゃんとある。今まで私は勇治の悪いところかり見てたんだ。でも勇治にだっていいところがたくさんある。それなのに私は勇治の悪いところばかり見てたんだ。それなのに私…」という思いに至ります。変わったのは勇治じゃなくて私だった、というのが胸に突き刺さります。
結局話を切り出せないまま当日空港へと到着してしまいます。搭乗時間が迫った時、周りの機転で勇治と香月を2人きりにさせます。そこで2人はやっと本心から語り合ったのです。香月が何か言いだそうとしたときに勇治から話をしだしたのが印象に残った。勇治がエッチなのが印象に残りがちですが香月はものすごく頑固なんですよね。そしてそれを本人は気づいてなかった。それが2人がなかなかかみ合わない原因の一つだったわけなんですね。
さて、本当に行く直前香月は勇気を出して言います。「行かないで!勇治!」と。しかし勇治は行ってしまいます…。
翌日香月が登校するシーンが始まります。教室では机が1つ空いている描写。
そして帰宅し今まで勇治の住んでいた向かいのベランダに向かって「お疲れ様。勇治」……あれ?
とまぁ予想通りどこにも行きませんでした勇治。実は空港で「いいから、エッチなままの今の勇治でいいから」という香月の言葉にやっと気持ちが決まったようで勇治は自分の意思でここに残ろうと決めます。
話的にはまた親父が事故に巻き込まれNY行きは中止になるのですが、しかし自分の意思で決めたというのが非常に大きいですね。ジーンときました。そして香月のキャラソンのEDがきて終了。「Oh My ダーリン」という曲ですね。

さて、終わっちゃいました。この作品は通して作画が良かったのが印象に残っています。特に今回の最終回なんかは本当によかったと思います。一つ心残りだとすればまりえに焦点をあてる話が少なかったことでしょうか。お兄ちゃんラブな原作の話をやってもらいたいです。さて公式の最終回アフレコインタビューの記事を読んでいると2期の可能性も高い気がしてなりません。ぜひ実現してほしいです。
予断ですがKBS京都では最終回なのに放送事故がありました。2回ありまして、1回目はAパート終了して5秒くらい画面真っ黒。2回目はBパート入って5秒から10秒くらい画面が静止。1回目はまだしも2回目は確実にその分カットされてしまったので非常に悲しい。せっかくの最終回なのにあまり水をささないで欲しい。