ゴールデンウィークも間もなく終わりですね。ゴールデンウィークにお休みを取れた方は、そろそろ絶望の時間でしょうか。
私もその気持ちを紛らわすためにブルーアーカイブのシナリオを読むことに専念しておりました。
先日Vol.1「対策委員会編」を読了し感想を書きました。
thun2.hatenablog.jp
Vol.1がプロローグならば、Vol.2からは物語の根幹に迫っていくはず……そういう気持ちでドキドキしながら読み始めたのですが、終わってみればゲーム開発部に骨抜きにされていました。

以下ではVol.2を読んで感じたことを、感情出しながら書いていきたいと思います。
シナリオが重厚に
Vol.1の内容が薄いと言うつもりは決してありません、がこのVol2.は明らかにVol.1よりは気合が入っていたと思います。
そう感じた要素はいくつかあるのですが、単純に分量が多かったことは挙げられます。
Vol.1は結構駆け足で特に人間関係の描写は省略せざるをえない状況で、様々のイベントを立て続けに起こして飽きさせないようにする工夫がなされていたと思います。
対してVol.2は、Vol.1でファンそして売上が付いて運営的にある程度基盤ができたから、安心してじっくりやりたいことを描いてきたのではという気がしました(リリース当時のことをあまり知らないので仮説で書いてます)。
シナリオが重厚に……そう書いてはいるのですが、何はともあれVol.2はゲーム開発部の可愛さが爆発していたので、正直自分は日常のシナリオを読んでいるだけでニヤニヤでした。
双子のモモイとミドリ。アリス、そしてユズ。ゲーム開発部の面々は全体的にちっちゃいキャラクターばかりで、ワチャワチャを見ているだけで飽きません。
モモイ&ミドリ
モモイは完全に子供っぽいキャラクター。とはいえ、姉というキャラ付けを最大限発揮するシナリオとなっており心地よいです。
モモイが馬鹿なことを言いそれにミドリが突っ込む、ただし時々お姉ちゃんみたいなちゃんとしたこともいう……そういうやつです。
モモイのバカキャラは結構なレベルなのですが、可愛いから許せます。個人的にベストツッコミは以下。
妹にここまで言われる感じが最高に面白い。それなりに憐れまれてる感w

ミドリはお姉ちゃんのサポート的キャラクター。破茶滅茶する姉をまともな道に戻す役割。時折妹っぽいところも出してくれるので、妹キャラ好きとしては満足でした。
この姉妹は、二人揃ってなんぼっていう感じがしますね。途中モモイが一時的に退場した時の空気は辛いものがありました。
アリス
登場当初、アリスのことはそれほど気になっていませんでしたが、終わってみれば一番好きなキャラクターになっていました。
自我が徐々に芽生えていくキャラクター設定は定番ではあるのですが、ゲームをプレイする中でゲーム要素を考え方に取り入れて行くのが楽しくてですね。
アリスの話し方、考え方を読んでいるだけで幸せになれました。
最初は片言のような話し方しかできなかったのに、一晩ゲームをプレイして学習するとあら不思議、ですよ。
しかも、クリアしたときの表情もまた可愛い。




日常をクエストに例えてみたり、やることをジョブチェンジという役割で考えてみたりと随所に考え方が面白い。
それが嫌味ったらしくなくて、可愛いのだから凄い。あざとさを、人外キャラクターという設定で上手く覆っているのですがそのバランスが絶妙。
ユズ
極度の人見知りキャラ。部長という立ち位置ではあるものの、物語を動かすのはモモイとミドリの二人なので、多少影は薄め。
なんだけれども、考え方に芯を持っていてブレず、重要な局面で適切なアドバイスや先導ができる点がさすが部長! なシナリオが多くてにっこりです。
ちなみにユズなんですが、最新イベント「白亜の予告状」でポニーテールメイド服になるんですが、これがかわいすぎてやばいです。ボイスもバリエーション豊かで、イベント画面を開くたびに可愛いイラストと表情とボイスでお迎えしてくれるので永遠に見ていられます。罪が深いゲームだと思います。細かいディティールに凝っているのが好印象。


設定すれば、ホーム画面にアクセスするたびにメイドのユズさんがお迎えしてくれて幸せです。

話を戻すと
Vol.2はキャラクターを愛でられたので、この上なく評価が高いです。こういうとシナリオがいまいちだったのかと言われそうなのですが、そうではなくてですね。
キャラクターが強いというのはシナリオが強いということでもあるのです。
日常の風景を描くだけで楽しいというのは、キャラクター設定を語る上での最高評価だと思っています。
言葉を選ばず言えば日常シーンって、シリアスな展開や物語のクライマックスに入る前の繋ぎなわけで「あー、もう日常は良いから早く進んでくれー」って思ったりもするわけじゃないですか。
例えば『ひぐらしのなく頃に』の部活動シーンを長ったらしいと言う人もいるわけで。
それを「もうずっと見せてほしい」と思わせてくれるキャラクターたちがいるわけです。そして、そう思わせてくれるシナリオがあるわけです。
少なくともブルアカのゲーム開発部のシナリオは、スピンオフでもなんでも永遠と読んでいたいと思わせられました。
そんなことを思いながらVol.2が終わった後にそろそろイベントをやってみるかと「白亜の予告状」をやってみたわけなのですが、このシナリオも最高だったわけで。
都合よくゲーム開発部が主役のイベントだったわけです。
メイド姿になるという、これまでのゲーム開発部と離れたギャップが良いのはもちろんのこと、それぞれが個性を見せて活躍してくれる……もうなんていうか、キャラクターの良さを知り尽くしてシナリオを作ってるなぁと。
ソシャゲの期間限定イベントのシナリオにはこれまであまり期待していなかった勢なのですが、ブルーアーカイブは少なくとも「白亜の予告状」は最高でした。
是非プレイしてほしいですし、今後のイベントにも期待したいですし、過去のイベントが復刻したら是非シナリオはちゃんと読みたいと思います。
なお、個人的に本イベントで気に入ったシーンを少し紹介。全体的に面白かったので、是非プレイしてほしいです。

先程も書きましたが、ゲーム用語で日常を理解するアリスがとても好きです。めっちゃ「!」を付けているのも好印象

トキも可愛い。バニーガール姿でクールに決めつつも、この子もどこか抜けているところがあるのが良いキャラですよね。

いやー、モモイって本当子供っぽい感じでストレートに物を言う感じが最高です。
このキャプチャのモモイの笑顔とセリフ、守りたい。

モモイお姉ちゃんはゲーム作りについていつもミドリちゃんから怒られてるわけですが、このツッコミがおそらく一番辛辣且つ愛があるツッコミな気がしますw
正論過ぎて、マジで声を出して笑ってしまいました。

ゲームを始めてから最初に溜まる青輝石が約1万強あったので、本イベントのアリス確率アップガチャに全ツッパしたら、アリスを1体引き入れる事ができて満足です。
一つひとつの動作も凝っていて、上のキャプチャのように、フィールドを進む際にちゃんとモップがけで進むのが見ているだけで可愛くて使いたくなります。

というか、このイベントは、メイド姿のゲーム開発部が可愛ことに尽きると思います。
ちょうどVol.2をプレイし終わった後に、ちょうど開催していた本イベントに感謝です。
ゲーム本編の立ち絵をずっと眺めていたので、最初モモイとミドリが別人に見えました。モモイとミドリって桃色と緑色が基調の服を本編だと来ていると思うのですが、その印象が強すぎて髪色もその色の印象がありまして。だから最初、イベント絵の二人を見た時には別人かと思ったのです。
とはいえ、そういうのを抜きにしても普段の姿とのギャップという点が最高でして。
初めてのブルーアーカイブのイベントシナリオでしたが、個人的にはキャライベントとして最高峰に位置づけられました。
世界観を活かす演出
ちなみにシナリオやキャラばかり語りましたが、このゲームは世界観を活かすBGMや戦闘シーンが全体的に良いです。
ゲーム開発部編はレトロゲーム音源チックな曲調がメインとなっていてピコピコ感に癒やされますし、キャラクターの攻撃モーションやアクション記号がゲームっぽくなっているのが凝っていて好きです。


上記のように、ミドリのEXスキルはいかにもゲームという感じの演出で、特にHIT表示なんかが凝っていて凄いなぁと思いました。

アリスのEXスキルも、モップでコインを集める演出になっていて良い。
今回のイベントのメイドスキルを忘れないようにモップでというところが凝ってるなぁと。上述したモップがけの演出も含めてよくできていると思います。

ユズのEXスキルは、敵に追い詰められた時のアイテム探し演出。
画像からちょっと分かりづらいかも知れませんが、自分が持っているアイテムの中からどれを選ぶかを迷っているシーンで、細かい。
ここまで細かい演出がちゃんとあると、愛されているなぁと思う。
終わりに
Vol.2の感想を語るつもりが、ゲーム開発部の可愛さを語る記事になってしまいましたが後悔はありません。
ところで本ゲームはビジュアルノベルシナリオ要素も強いと思うのですが、スキップ機能がもう少し充実してくれたら最高だなと思います。
もしかしたらもう要望が出ているのかも知れませんが、ここが良くなれば! と自分が個人的に思っている点を記載してみます。
- 文字の表示スピード変更(瞬間表示させてほしい)
- 演出スキップさせてほしい
- 既読スキップさせてほしい
特に2つ目の演出スキップが欲しいです。
もちろん演出タイミングは表現方法の一つだと思うので露骨にスキップさせたくないというのは分かるのですが、どうしてもここが一番もたつく要素になってしまうので。
初回は別にしても、2回目以降は是非スキップを実装いただきたいと切に願いします。シナリオを読み直すモチベーションに繋がります。
というわけで次はいよいよVol.3ですが、仕事が始まるので少しペースは落ちると思います。
まったりやりつつ、終わったらまた記事にしたいと思いますので今しばらくお待ち下さい。