第8話「スライムたちと洗濯屋稼業」まで視聴完了しました。
これまで書いてきた感想で何度も懇願していた、数年後から始まるパターンとはなりませんでしたが、エリアリアは学業に専念するため3年後に会いましょうと自分から提案してきたんです。
間違いなくリョウマに恋心をいだいているわけですから小さくない決意をしたに違いありません。
しかしですよ……私はてっきりすぐに3年後になると思っていたのですが、約束がされた話を含めて2話経過しても普通にエリアリアいるし!
なぜだ……貴重な2話を使って洗濯屋さんの開店までの道のりをやってる場合ちゃういまっせ本当に。このままでは、3年後経過して、一緒に冒険に行きましょう! で話が終わってしまうのではないかと危惧しています。
違うんです、自分はエリアリアの成長した姿、そしてその成長したあとのリョウマとの絡みが見たいんです。毒にも薬にもならない話を放送してどうする。
リョウマ幼児退行
リョウマの中の人はブラック企業に努めていたサラリーマンだったわけで、見た目は可愛らしい男の子とのギャップにどう折り合いをつけようかというところ、「若返った肉体に精神が影響を受けて幼児退行」しているらしいです。神様いわく。
良かったですある意味で。リョウマがエリアリアに恋する感じの描写が最近多かったのでこれはやばいでしょ色んな意味でと思っていたので。逆に、この説明をするためにそういう描写を増やしていたのだと思います。
同人誌的には、幼児退行した心と、元々のサラリーマン時代の心が揺れ動きながら話が進む美味しい展開が書きやすいやつですね。初めてだけど初めてじゃない、的な。
薄味な本編、疲れ切った現実、行き着く先
当初からずっと書いている通りストーリーの起伏がほとんどないため、私のような仕事に疲れ切った社会人にとっては楽に見れるアニメとして最高です。
でも、この作品はブラック企業で死にそうになっていた主人公が転生した話で、今まさに仕事で精神がやられようとしている人が見て癒やされるって壮大な自己矛盾な気がしないではない。
主人公は転生して楽しくやってるなぁって思わなくはない。でも、思わなくていいくらいなんか主人公のサラリーマン時代の話は出てこない。
ここまで考えて思ったのは、この作品が行き着く先は、主人公が過去を完全に忘れて幼児退行し、この世界のリョウマとして生きていくというエンドなのではと。
幼児退行しているから気をつけてね、は分かりやすい伏線なのかもしれません。