隠れてていいよ

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戯言シリーズ最新作『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』発売! 西尾維新さん20周年おめでとうございます!

西尾維新さん、作家デビュー20周年おめでとうございます。
戯言シリーズ1作目、そして西尾維新さんのデビュー作である『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』が発売されたのが2002年2月なんだそうですよ、いやーめでたい、と同時に20年前ってほんと? って思ってしまいます。
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なお最初にお伝えしておくと、この記事は「本が届いたことを喜ぶ」記事なので、未読です。感想記事はもう少し先になると思いますのでご了承ください。


さて、私が西尾維新さんの活字に初めて触れたのはいつだったのだろうかといろいろ調べてみたところ、アニメ『偽物語』が放送されていた2012年1月の記事で以下の様なことを書いていました。

文章が飽きない。私は化物語偽物語の原作を読んだことがないどころか、西尾維新さんの作品を文字(活字)媒体だと、一度も読んだことがない。なのに、「多分、この会話の繋ぎ方とか言葉の選び方とかは、西尾維新さんの色が出ているに違いない」と思うぐらいには、それを感じることができる。そしてそれは新房さんを始めとする制作陣が、西尾維新さんの独特の文体だとか文章の癖だとか、そういうのを映像化できているに違いない、ということに違いない。

その気持ちは、どうしようもなく偽物なのだと - 隠れてていいよ

どうやら2012年1月時点では、私はまだ西尾維新さんの活字を読んだことがなかったようなのです。自分でも驚きでした。

アニメ『化物語』がアニメ化されたのが2009年の7月で、偽物語よりも先に化物語に触れていたのは確実なのでその時に読んでいたと思っていたのですが。
化物語を読んだ後にクビキリサイクルを読んだ、そんな記憶があります。

シリーズを整理する

さて、西尾維新さんのシリーズを改めて整理してみたいと思います。
過去 西尾維新最新「伝説シリーズ」 ぶっ飛んだストーリーと主人公「空々空」の在り方 - 隠れてていいよ の記事でまとめたことがあるのですが、それを更新する形にしたいと思います。
なお最終刊行とは「最後に刊行されたもの」という定義にしていますので、完結しているかは関係がありません。
またソースは講談社BOOKクラブ(https://bookclub.kodansha.co.jp/)を参照しています。

2023年2月8日現在

シリーズ名称 1巻タイトル 1巻発売日 最終刊行タイトル 発売日
戯言シリーズ クビキリサイクル 2002/02/07 ネコソギラジカル(下) 2006/06/06
人間シリーズ
(零崎シリーズ)
零崎双識の人間試験 2004/02/06 零崎人識の人間関係
(4冊同時刊行)
2010/03/25
JDC TRIBUTEシリーズ ダブルダウン勘繰郎 2003/03/06 トリプルプレイ助悪郎 2007/08/07
世界シリーズ きみとぼくの壊れた世界 2003/11/08 不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 2008/12/05
りすかシリーズ 新本格魔法少女りすか 2004/07/17 新本格魔法少女りすか4 2020/12/09
物語シリーズ 化物語(上) 2006/11/01 死物語 下 2021/08/19
刀語シリーズ 刀語 第一話 絶刀・鉋 2007/01/10 刀語 第十二話 炎刀・銃 2007/12/04
伝説シリーズ 悲鳴伝 2012/04/25 悲終伝 2018/03/28
忘却探偵シリーズ 掟上今日子の備忘録 2014/10/15 掟上今日子忍法帖 2022/06/08
最恐シリーズ 人類最強の初恋 2015/04/23 人類最強のsweetheart 2020/05/11
美少年シリーズ 美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 2015/10/20 モルグ街の美少年 2021/05/14


前回まとめたのが2013年の11月だったので、その時には存在しなかった忘却探偵シリーズ・最恐シリーズ・美少年シリーズが追加され、また『新本格魔法少女りすか4』『死物語 下』が既シリーズとして新たに発売されていました。

この中できっちり読み切っていると言い切れるシリーズは戯言シリーズと伝説シリーズだけで、人間シリーズは最初の数巻、世界シリーズは確か最終巻だけ読んでいない、物語シリーズ終物語くらいまでは読んでいて、最恐シリーズは1巻だけ、他はいくつか購入だけして積んでいたりがある、そんな感じです。
戯言シリーズ以外だと、世界シリーズがかなり好きです。

伝説シリーズもめっちゃ好きなのですが、いろいろあったので割愛。気になる方は 敢えて言う、西尾維新さんの伝説シリーズ最終巻『悲終伝』は後味が悪かった - 隠れてていいよ を参照ください。ネタバレを含みますのでご注意ください。

当時の記憶がよみがえる

というわけで読書遍歴的には西尾維新フリークみたいな感じではありません。ただ、西尾維新さんの作風や独特の文章はとても好きでいつか全シリーズ読破しようと考えています。
その中で戯言シリーズは特に印象に強く残っている作品で、かなり昔に1回しか読んでいないので詳細な記憶があるわけではないのですがそれでも「面白かった」という気持ちしか残っていないというのが、自分にとって大切な作品だったということが分かります。

最近は西尾維新さんの情報を全然仕入れていなかったので、それこそ20周年だということも最近知ったくらいなのですが、同時に戯言シリーズ最新作が刊行されるという情報も知れたわけでまた熱がちょっと戻ってきた感じなのです。すぐにヨドバシで注文しまして、発売日の今日届きました。

本当は第1巻と並べて写真が撮りたかったのですが、おそらく実家に置きっぱなしなので叶わず。公式Twitterからツイートを引用させていただきます。



いやー、なんか感慨深いですよね。キャラの塗りとかはちょっと変わっているんですが、柱やフォント、段組みなど装丁はおそらく1巻と同じっぽくてエモく感じています。本当に同じかはわからないのですが、最新刊のページをペラペラ捲ってみた時に戯言シリーズの1巻を初めて読んだ時のあの感情が蘇ったので間違っていても問題ありません。


というわけで、ドラゴンライダーシリーズも読み進めたかったのですが、一旦『キドナプキディング 青色サヴァン戯言遣いの娘』を読み進めようと思っています。また生きる意味が一つできて嬉しいです。

終わりに

もしこれまで読んでいない方も過去読んだ方も、これを機会に戯言シリーズを読み始めたり思い出してみたりしてみませんか。
後悔はしないことをお約束します。


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