隠れてていいよ

主にアニメや漫画の感想を書いています

西尾維新大辞展に行ってきました

2017年8月9日から8月21日まで大阪で開催されていました、西尾維新大辞展に行ってきました(もう1ヶ月前か……)。
8月7日までは東京会場でも開催されていまして、ようやく大阪にも来てくれました(もう1ヶ月前ですが)。

exhibition.ni.siois.in


作家業15周年を記念した初の展覧会で、西尾維新さんのこれまでのシリーズ作品を始めとした、西尾維新さんの世界観を余すことなく紹介する展示でした。西尾維新さんが今回の展示会のために描き下ろしたコメントがところどころにあり、興味深く拝見させていただきました。


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展示は既に終わっており「ぜひ行ってみてください」とは言えませんが特に感じ入ったところをピックアップして書いてみようと思います。
なお展示内の写真を本記事では幾つか載せていますが、全て写真撮影OKの展示物のみになりますのでご安心ください(何が)。

意外と読んでいない作品が多いし、知らない作品も多い

私は西尾維新さんの作品が大好きである一方で、すべての作品を追いかけられているわけではありません……ということは当然知っていたのですが、会場で様々の作品を見ていると、それをより強く認識し直すことになりました。
最近2夜連続で放送された終物語を始めとする物語シリーズ、最近OVA化された戯言シリーズ、昨年年末を最後に刊行されていない待ち遠しい伝説シリーズ、12ヶ月連続で刊行された刀語シリーズ、その他にも世界シリーズ、最強シリーズ、忘却探偵シリーズ、そしてシリーズ化はされていない企画ものの作品や、原作を担当しためだかボックスなど内容も媒体も多種多様です。
早く読まなきゃと思ったと同時に、まだまだ西尾維新さんの作品をまっさらな気持ちで楽しめるんだなぁと、逆に前向きになったりもしました。

それほど多くの作品を読んでいない私ですが、お気に入りのシリーズを挙げるとする伝説シリーズです。

thun2.hatenablog.jp
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ネタバレになるのであまり詳しいことは言えませんが、ぶっ飛んだ思考(語弊があるかもしれませんが)を持っている主人公が織りなすスケールの大きさな痛快ストーリーが心地よすぎてたまりません。ハッピーエンドとは程遠い、絶望と笑いを感じながら読めるので、最高です。


伝説シリーズは現在進行形ということもありそれほど多くの展示物は無かったのですが、西尾維新さんの描き下ろしコメント部分にて伝説シリーズがところどころ出てきてくれて個人的にニヤニヤしていました。
特に一番小躍りしてしまったのは、「お話を書き続けるモチベーションとなるキャラ、キーパーソン」というコーナーで伝説シリーズの、とある個性的なキャラクターが1位に選ばれていたことでした。それだけで行ってよかったと思えるぐらいテンション上がりました。なんていうんですかね、物語シリーズのような化物みたいなシリーズに比べると比較的知名度が低い作品のお気に入りキャラクターが西尾維新さんの中で非常に大きな存在だったと知った時のこのカタルシス
何が言いたいかというと、皆さん伝説シリーズ読みましょうということです。

旅行好きな西尾維新さん

1日のスケジュールや、1ヶ月通して見たときの時間の使い方というようなコーナーがあったのですが、かなりの日数の割合が旅行に割かれていることに驚きを禁じえませんでした。

働いている人ほどよく遊んでいるとはよく言いますが、あの執筆スピードを知っているからこそ驚きました(なお、写真駄目な展示だったのと、パンフレットを買わなかったので詳細な部分は覚えておりません)。旅行先でも執筆はされるそうなのですが、とは言え、なんというか小並感ですが衝撃を受けました。長く作家業を続けられている一つの要因が旅行なのかなぁーと、スケジュールコーナーに長く居座って考えていました。

やっぱり大好きめだかボックス

一番好きなシリーズが伝説シリーズだと先程書きましたが、それと並ぶぐらいに好きな作品がめだかボックスです。


thun2.hatenablog.jp
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上記記事は主にアニメについて書いた過去記事ですが、もちろん原作である漫画も大好きです。皆何かしら何かを抱えて生きていて、思うところがあって、それをぶつけ合いながら(精神的にも物理的にも)殴り合う構図がたまらなく大好きな作品です。

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執筆環境とリアルタイムタイピング

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上記画像にあるように、西尾維新さん実際の執筆環境を再現したセットがあったのですが、なかなかの衝撃でした。ここで重要なのは、単に部屋が再現されているだけでなく、なんと動くのです。何が動くかというと、キーボードが動いて、画面上に原稿が書き進められていくのです。実際に西尾維新さんがこういうペースでこんな感じで作品を作っていくという形で勝手にキーボードが動いて、勝手に文字が書かれていくんです。
展示物としてこれは新しいと思ったと同時に、西尾維新さんの執筆スピードにはやはり驚かされました。単にタイピングの速度だけなら驚くところはありませんが、実際の原稿として、物語がほぼ無停止で次々と書かれていって、且つ殆どバックスペースが使われず書き直しがなく原稿用紙が埋まっていくさまは圧巻。もちろんある程度書き終わったら推敲されるわけなのですが、ほぼ書き直しが無かったのが衝撃でした。今回の展示で一位二位を争うくらいに衝撃を受けました。もちろん作品によってはそんなことは無いのだとは思うのですが、物語があのペースで書き綴られていくのが、何よりも衝撃でした、マジで。

終わりに

他にも色々書きたいことがあった気がするのですが、1ヶ月前なので忘れているところもあり、こんなところで終わりにしたいと思います。
こういうイベントごとに最近殆ど行けておらずスルーしようかと思っていたのですが、せっかく大阪でやっているのならと思い切って行って良かったと心の底から思いました。行ってよかったと感じるということは、まだまだ自分は大丈夫というところで、今後も西尾維新さんの作品を始め、多くの作品に触れていきたいと心から強く思いました。


最後にいくつか撮影した写真を載せて終わりにしたいと思います。

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等身大忍ちゃん。こんな子がぽつんと座ってたら阿良々木くんじゃなくても気になる。




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紫木一姫ちゃんは可愛い。




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やはりいーちゃん……じゃない、玖渚友は正義か

『イリヤの空、UFOの夏』 遅れていることに気づかなくなってたまるか

六月二十四日は、全世界的に、UFOの日だ。 おっくれってるぅ――――――――――――――――――っ!!

皆様ご存知かとは思いますが、2日前の6月24日は全世界的にUFOの日でした。

残念ながら1日遅れていました。おっくれってたー。



イリヤの空、UFOの夏』とは、2001年から2003年にかけて電撃文庫から刊行されたライトノベル。作者は秋山瑞人(あきやま みずひと)さん。約16年前の作品というのが信じられません。
私がこの本を手に取ったときは、既に全4巻が発売済みでした。
ライトノベルというものに初めて触れたのは高校生でしたが、こんなぶっ飛んだ作品が許されるんだライトノベルは! と思ったのが『撲殺天使ドクロちゃん』だったとしたら、ライトノベルでこんなすごい作品があるんだと強く感じたのがイリヤの空でした。私がライトノベルの道へ入るきっかけを作ってくれた作品であることは間違いありません。

そういえば私が高校生をしていた2003年頃はまだオタクの立場は悪かったため、イリヤの空など読んでいることがバレたら結構面倒くさい感じでした。なのでブックカバーをして絶対にバレないようにしていたことを覚えています。初めて買ったライトノベル用のブックカバーはオタバレをさけるためでした。今思うと息苦しい時代でした。

イリヤの空という作品は少なくとも私の中ではボーイミーツガールであると同時にSF作品です(そりゃそうだっていう話ですが)。伊里野加奈という不思議な少女×夏×SF(不思議)という組み合わせはもう心が疼いたものでした。SF要素は、特にタイトルにもなっているUFOが中心に進んでいくわけですが、主人公の浅羽直之(あさば なおゆき)が所属している園原電波新聞部の部長である水前寺 邦博(すいぜんじ くにひろ)の名言はあまりにも有名です。
「六月二十四日は、全世界的に、UFOの日だ」
ネットでは、6月24日になると皆がUFOの日だとつぶやくのが慣例となっているほどです。ネットってどこだよという感じではありますが。

とはいえ、月日が立つに連れ段々と6月24日に私は呟かなくなってしまっているなと感じてはいました。
だいたいその時に住み着いていた2chのスレッドで呟いていたように思いますが、twitterを始めてからはtwitterでも呟いていたように思います。
2010年にtwitterをはじめましたが、twilogを使って「全世界」で引っ掛けてみました。

2011年


日付が変わった直後に呟いている。無駄に気合が入っている。



これはアニメ『魔乳秘剣帖』なので関係がありませんがなんとなく。ちなみに結構デカすぎな部類に入る胸だったので、胸という意味では、私はそれほど惹かれませんでした。


2012年


2012年も投稿時間が0:24と日が変わった直後でまだやる気を感じる。


2013年


2013年も投稿時間が0:25と、結構律儀にツイートしている。


2014年


ついに遅れ始めました。1日遅れです。遅れているのは私です。


2015年
無し

2016年
無し


2017年



なんと、2015年と2016年はツイートすらしていなかったということが発覚しました。何がショックだったかというと、していなかったことに気づいていなかったということです。
2017年、つまり今年は、6月25日に以下の記事を見て思い出しました。

foxnumber6.hatenablog.com


はてなブックマークを開かずこの記事が目に入らなければ、きっと今年もツイートしていなかったのではと思うのです。



学生から社会人になったことはもちろん大きな変化ではありましたが、それからも様々の環境変化があり、これまで当たり前のように情熱や時間を捧げてきたものに対して同じように時間を割くことはできなくなってきました。そんな私は今でも自分のことをオタクであると思って「いたい」と思っていますが、今回のように「忘れる」ということを実感するたびに、ひどく落ち込みます。そして、まだ少しではあるものの割り切ることができるようになってきたことに対しても嫌悪感を感じます。感じられているうちはまだ華だと思っていて、多分本当の最後は、それすら感じなくなると思うのです。
だから、遅れていることに気づいたのなら次からは遅れないようにしようと強く思うのです。もちろん来年は忘れているかもしれませんが、でも、思い出したならちゃんと思いを馳せる時間を作り、思いの丈を吐き出せば良いのだと思っています。それがささやかな抵抗だし、自分がオタクであろうとする意志を残しているということを証明することにもなると思っているのです。

終わりに

もっともっとコンテンツを楽しんで生きたい。

『まなびストレート!』 10周年おめでとう! 私は今楽しく働けているだろうか

10年前の作品ではありますが、ネタバレを含みますのでご注意ください!


死にたくなった時に見たくなくなるアニメ、なんてタイトルで筆を執ろうとしていた自分を恥じたい。そういう思考はもういい加減捨てたい。

というところで、そう、そうなんですよね、『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』というアニメ作品が公開されてから10年が経過したそうなのです。おめでたい!
制作はufotable、10周年ということでつまり2007年1月に作品は放送開始されたということになります。たった10年、されど10年。当時学生だった私は、社会人として既に5年も過ごし、ただのおっさんになろうかという年齢です。ちなみに、10年前の作品に対して「ネタバレがあるので気をつけてください!」と書ける今があるのはすごく良いことですね!

2012年にはBlu-ray Boxが発売されました。
thun2.hatenablog.jp

現物を見た時は思わず小躍りしてしまいました。高円寺のufotable cafeで予約をしていましたが、手渡しされる時のあの幸せったら無かった。 ウェブ店舗含むufotable店舗で購入すると、A4ポスター6枚セット及び2035年カレンダーが付いてくるということで

『まなびストレート!』BD-BOX発売おめでとおおおおおおおおおおお - 隠れてていいよ

2012年は東京に住んでいましたので(住んでいたはず)、高円寺で予約して受け取る、なんてことが簡単にできました。
BD Box 発売に合わせて開催された『まなびストレート!』イッキ見オールナイト トークショーにも当時参加しました。

thun2.hatenablog.jp


10年前のアニメを、鮮明に思い出すことができるということはとても貴重だし、そしてとても素晴らしいことだし、そんなアニメに出会わせてくれてありがとうと声を大にして言いたいです。ありがとうございます。


さて、このアニメは結構珍しい設定があります。

少子化が進み、高校や大学に進学することが当たり前でなくなっていて、むしろ働くことがカッコいい、などと捉えられている世界。作中では「なぜ高校に行くのか」という理由が、大きなテーマとなっています。 まなびたちは学園祭の実施という大きなイベントに関わりながら、自分の生き方について考えます。特にみかんについては「自分の生き方」についての内面描写が多いのです。6.5話でも、みかんは「なぜ高校に行っているのだろうか、働くとは何なのか」ということをずっと考えます。

『まなびストレート!』イッキ見オールナイト トークショー簡易レポート - 隠れてていいよ


働くことが当たり前ではない世界……そんな世界観のアニメを当時学生だった私は何を見て何を考えていたかというと、多分何も考えていなかったように思います。
今私は仕事で、社会人として採用に関わることもありますが、そんな中で学生たちの話を聞くと、とても未来のことを真剣に考えているように思えます。
思えます、と書いているのは、今も昔も私は全然考えていないなと、そんな風に思ってしまうぐらいには考えていないと思っているからです(自慢するところではありません)。

働くことをちゃんと考えろよと、まなびが、みかんが、むっちーが、めいが、ももが、多くのキャラクターがあんなにも声を大にして言ってくれていたのに、果たして自分はちゃんと考えてきたのだろうかと、この記事を書きながら、今更ながらに10年前を思い出していました。

同時に、当時と考えが変わったこともあります。それは、青春、に対する考え方です。
当時何度も何度も引用した、愛光学園の理事長の言葉があります。「ただ純粋に、一生懸命になれたり反抗したり夢中になれるのは、学生の時だけ、なのではないかしら」という言葉。

みかんだけではない。彼女たちは、その「青春」を過ごしたからこそ、新しい一歩を踏み出せているのではないか。空港で、皆で右腕を掲げたポーズは、まさしくやり遂げた時にするポーズなのである。それを思い出せば、私たちはやっていける、ということなのではないか。
では、振り返れない人はどうすればいいのか。そういう思考は「甘い」のだろうか。何か「青春」に触れてしまった時、自分の中でその「青春」として依拠するものがないというのは、やはりとんでもなく、辛いことなのではないか。そしてそれはもう、取り戻せないことなのだろうか。

『まなびストレート!』から考える「青春」と、二度と経験できない学生時代 - 隠れてていいよ


「ただ純粋に、一生懸命になれたり反抗したり夢中になれるのは、学生の時だけ、なのではないかしら」という言葉は事実だと思っています。特に「ただ純粋に」という言葉の重みは、変わらずのしかかります。ですが社会人になったからこそ、学生を卒業したからこそできるようになったことがたくさんあるということをようやく肌感覚で分かるようになりました。また、学生でなくても「頑張る」ことができることも分かりました。

なので10年ごしに、まなびたちに、働くことについて返答するとすれば「割となんとかなっている、でも生涯を通してやりたいことかどうかと言われたらそうではない」です。もっともっと「頑張ろう」と思います。


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公式サイト「がくえんゆーとぴあ まなびストレート! Blu-ray BOX」より引用)

アニメの円盤の布教をエンドユーザが強いられること、または『けものフレンズ』

wasasula.hatenablog.com


アニメのDVD・BDを買うべきなのかどうか、という議論は私もこれまで大なり小なり通ってきました。
ときにはファン目線、時には制作側の目線、というように見る軸を変えて少なからず考えてきました。

構造的な問題というのはアニメの業界に限らず存在するもので、既存のやり方を変えて変化を求めることの難しさはとても難しいものであるということはよく分かります。
そういった視点で物を考える癖は昔からありましたが、特に社会人になってからはより顕著になりました(保守的になってしまったとも言い換えられるのかもしれません)。

それで、上記記事の中で、よりファン目線に立って書かれている意見、例えば

僕がやるせない気持ちになったのは、「金があるのに、理屈をつけてコンテンツに金を落とさない」連中の存在だ。

金があるのに、理屈をつけてコンテンツに金を落とさない」連中について - うらがみらいぶらり

などは、別に間違っていないし、一ファンとしては理解はできます。

しかし、同時に思うことは、なぜ一ファンである私達が「みなさん、DVD・BDを買って制作側を助けよう!」と意識しなければならないのか、ということです。

私もこれまで沢山布教してきましたし、上記記事を書かれている方よりも良い意味で深刻に「製作者を助けるために買おう!」と言っていた側だと思います。
それは作品が好きだからだし、愛しているからなので、そこに対して全く嘘はありませんし。
しかし、一ファンがなぜ「みなさん、DVD・BDを買って制作側を助けよう!」と意識しなければならないのか、という意見は、これと同時に成立すると思っています。

上記記事の中で、ブログ主が特に憤りを感じていらっしゃるツイートに以下の様なものが挙げられていました。

これに対してブログ主は、以下のように意見を述べています。

そんなことして売上が壊滅したら作品自体が死ぬでしょう。不買はファンじゃなくてアンチの行いでしょう。どれだけ「業界の知識」を知ってるか知らないけど、ヘタなレジスタンスはフレンドリーファイアにしかならない。

金があるのに、理屈をつけてコンテンツに金を落とさない」連中について - うらがみらいぶらり


先程の私の話を持ち出すならば、どちらも正しい意見であって、これは並列して存在していい意見だと思います。


さて、果たしてアニメのパッケージモデルは現在どのような状況に置かれているのでしょうか。
こういうときは統計データなどを見るに限るということで、久々に以下のような資料を流し読みしました。
aja.gr.jp
jva-net.or.jp


無料で読める範囲で、且つ疲れているのでざっと読んだだけではありますが、アニメのパッケージの売上は右肩下がりではあるものの、思ったよりも下がっていないという印象を受けたのと、映像ソフト全体の売上の中で、アニメーションの割合は未だに高い率を誇っているのだなと言うことです。
ref. アニメ産業レポート2016サマリー(日本語版)1.1*1
ref. ビデオソフトの市場別、ジャンル別の売上金額の推移等*2

ただ上記資料からわかるのはあくまでビデオグラムとしての話であったり、アニメ産業の業界全体の話であったりするので、ブログ主が気にされているだろうと思われる、作品を本当に作っているクリエイターに対してどういう形でお金が流れ、それはDVD・BDの売上に依存しているのかどうか、は読み取れないことは注意が必要です。



ざっくり、もう少しアニメ制作会社の情報を探していたら、以下の情報がありました。
アニメ制作企業の経営実態調査 | 株式会社 帝国データバンク[TDB]
上記リンクから、アニメ制作企業の経営実態調査*3 を読むことができますが、その中でアニメ製作会社の状況をサマリーした箇所があるので引用させていただきたい。

アニメ制作企業 153 社のうち、年度別に収入高が判明した企業の 1 社あたり平均を過去 10 年間(2005 年度~2014 年度)で比較すると、2006 年度(14 億 5300 万円)をピークに減少基調で推移し、特に 2008 年度(11 億 8800 万円)は前年度比 14.7%の大幅減少となった。2006 年を境に作品数やアニメソフトの売り上げが大きく減少し、制作アニメのビデオ・DVD 販売に収益が依存する映像ビジネスが行き詰った「アニメバブルの崩壊」が要因の一つに挙げられる。


もう少し詳しく読みたい方は上記資料に目を通していただきたいですが、雑多に読んだ結論としては、アニメ製作会社がアニメソフトの売上に依拠していることは事実であるが、アニメソフトの売上が様々の要因から減少しているのは事実であり、売上が減少することによりコスト削減を強いられ、それがますます製作工程の多重下請構造を加速させ、現場のアニメーターなどの待遇の劣悪につながっている、ということだと思います(正確には、昨今の深夜アニメは殆どが製作委員会方式が取られているのでアニメソフトの売上がそのままアニメ製作会社に行くのではなく、製作委員会を通してアニメ製作会社に分配される、ですが)。

アニメの円盤を買うことがイコールアニメ業界を助けることなのだろうか

今回のように統計・調査情報を読んだり、またネットの業界の中の人の記事を読んだりすることで分かることは、単純に「アニメの円盤を買わないと業界が死ぬ!」と声高に叫んだところで、何かが変わることはないだろうということです。ミクロの視点で言えばアニメのパッケージソフトを購入することは意味がありますが、もう少し大きな視点、アニメ業界が抱える問題という視点から見ると、おそらく直接的な解決策には結びつかないと思います。もちろん、意味がないと言っているわけではありません。


www.janica.jp

例えば、上記リンクから読める『アニメーション制作者実態調査報告書2015』という資料がありますが、この調査では実際にアニメーション制作に関わる現場の方たちに対してかなり詳細な調査を行い、その結果を統計的に分析している他、生々しい声も報告しています。
特に、第7章の「アニメーション制作者の他声性」は、仕事のこと、アニメーション産業のこと、生活のこと等について、自由に回答してもらった内容がそのまま記載されていますが、非常に生々しい内容になっています。
引用をし始めるとキリがないので是非一度目を通していただきたいのですが、現場の人達は本当に疲弊している、というのが言葉からだけでも伝わってきます。


じゃあどうすればいいのかというところで、正直、今現在の私には対案がありません。というか、対案を考えられるほど時間的余裕がありません。
とはいえ、一昔前、私がまだ学生だったころと比較して、ネット上には統計情報から生の声まで多くの情報があり、時間をかければ問題点の整理はできると思います。
今の仕事をやめたらそんなこともやりたいなと思いますが、時間が有り余ってどうしようもなくて、でもアニメの業界構造が何か気に食わん、という人にはまずは今の実際の状況がどうなっているのか、をきちんと調べてみてほしいと思います。


そして誤解を招くと嫌なので伝えておくと、私はとてもアニメが好きで間違っても滅んでしまえとは思っていません。昔から変わらず今もずっとアニメのことを考えています。
ただまぁ、今の仕事をもしやめたら、次はアニメの業界構造をどうにかすることに時間をかけてみたいなと思ったりはします。

疲れたのでけものフレンズ

考えてたら疲れてきたので、ここからは突然けものフレンズの話に。

さて、巷で話題のけものフレンズ。今期。チェインクロニクルしか見ていないぐらいにはアニメから遠ざかってしまっているのですが、「たーのしー、おーいしー」みたいな謎のパワーワードがネット上を席巻しているのを見たら、流石にちょっと気になったので、Amazon プライム・ビデオで第1話「さばんなちほー」が無料で見られたので見てみました。

結果、フラッシュアニメを見ているような感覚に襲われました。また、知っている人は少ないと思いますがショートDEアニメ魂を見ているときのような感覚に襲われました。ちなみに私はショートDEアニメ魂を全話見て全て感想を書いていたりします(熱い宣伝)*4
もう10年ぐらい前の話だとか信じられません。


さて、けものフレンズに話を戻しますと、まだ1話しか見ていないですがめっちゃ面白いですね。一番感銘をうけたのは、サーバルが地図の取り出し方を分からなかったシーンでした。
見た目は擬人化されている(もしくはそういう生き物なのかもしれませんが)のに、中身はサーバルである……というのを、これでもかと刻み込まれてしまったのです。

このシーンを見てしまった人はみんな感じたと思うのですが、少なくともサーバルは、すごく原始的な欲求というのでしょうか、それを行動に映して、そして口に出しているだけな気がするんです。のどが渇いたら水を飲むし、夜になっても寝ないのは夜行性だからだし、体温調節のためにハアハアするし、爪も研ぐ。
きっとこの、原始的な欲求がストレートに表現されているさまに心打たれたのだと思っています。


ちなみに、サーバルはとても肯定的に物事を考えると言われているようですが、もしかばんが人間だったとして、その時でもサーバルが肯定的でいられるかどうかは今から楽しみにしています。
サーバルは、どうやら出会うものに対してフレンズである前提で接しているようですが、フレンズ以外だとわかった瞬間に排他的になるんじゃないかと(あまり褒められたものではありませんが)ワクワクしてしまいます。人間のフレンズ、ってあるんですかね。
後は、明らかに捕食対象となりうるフレンズが出てきたら、その場で食べてしまったりしないかなーとワクワクしています。以下のページによると、ウサギやネズミ、ハイラックス、鳥などを捕食するそうですが、まだそういった小動物が出てきていないと思うので、楽しみです。
www.pz-garden.stardust31.com


終わりに

特にここ数週間忙しすぎてストレスがマッハでしたが、ブログを書いたら大分とスッキリしました。
ブログを書いたらストレスを解消できるフレンズで良かったです。


関連するかもしれない記事(過去記事を検索してたら色々出てきたので):
thun2.hatenablog.jp
togetter.com
thun2.hatenablog.jp
togetter.com
thun2.hatenablog.jp
thun2.hatenablog.jp

赤松健さんの漫画『UQ HOLDER!』にハマる

先日本屋に寄ったときにたまたま目に入ったのが漫画『UQ HOLDER!』でした。
作者である赤松健さんの前作品『魔法先生ネギま!』が週刊少年マガジンで連載終了したのが2012年。その翌年2013年から連載が始まり、2016年の第30号までは週刊少年マガジンで、それ以降は『別冊少年マガジン』にて連載が続けられている作品です。


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ネギまの連載終了が2012年だったことに、もうそんな前なのかという意味で今更衝撃を受けていたりもしたのですがそれは置いておいて、赤松健さんの次回作をなぜか急に読みたくなったので一気買いをしてしまいました。
2016年11月17日に最新12巻が発売されており12巻分を読破したわけなのですが、読み終わって感じるのは、あぁ面白い漫画のやつや……という気持ちでした。
本作品はネギまの未来を舞台にしています。魔法が世に知られてから10年が経過した世界であり、あまり詳細を述べるとネタバレになるのですが、ネギまのただの学生さんだったキャラクターがまだなんとか生きている……ぐらいには進んだ未来です。



読者の皆様方にとってはどうかは分かりませんが、私にとってとても重要な事実の一つで且つ本記事で伝えたい大事な事実は、この作品のヒロインがエヴァだということです。あの吸血鬼のエヴァちゃんですよ。
私はネギまのキャラクターで一番誰が好きかと言われたら、多分エヴァと答えます。強いし、か弱いし、頼りになるし、可愛いし、ツンデレだし……そんなエヴァのことがたくさん掘下げられ、あぁこれは甘酸っぱいぞ! と、エヴァに対してはこれまで中々抱くことがなかった乙女の一面をこれでもかと見せつけてくれる作品が『UQ HOLDER!』です。

もう1つ伝えたい大事な事実は、本作品がラブコメしているということです。12巻を通して読むと、フェイトやエヴァなど「ネギまのキャラクターがネギに恋している」作品であるという根幹が変わっていないことが分かり、それはそれで美味しい展開ではあるのですが、それは一旦置いておいて、この『UQ HOLDER!』のオリジナルキャラクターたちが織りなすラブコメ模様が本当に素敵なのです。

本作品のテーマは「ネギマの未来」だけではありません。不老不死の力を持っている・持たざるを得なかった者たちが織りなす物語という点もとても重要なポイントです。不老不死なキャラクターたちのラブコメはもうそれはそれは屈折しているのだから最高なのです。みんな自分の人生というか生き様というか、そういったものに対してどこか悩みを持っているのですが、そんな悩みと恋愛がうまく混ざったことによって発生するラブコメは至高です。特に不老不死と恋愛観は切っても切り離せないもの。時間が無限にあるからこそ生まれるもの、生まれないものというものがあるのです。わかりますよね、皆さん。

またこのラブコメをラブコメたらしめる大きなポイントのもう一つは、主人公である近衛 刀太(このえ とうた)です。上記画像の真ん中に写っているのが主人公なわけですが、見た目通り純粋で正直で……つまりはラブコメにおける天然な存在とは天然ジゴロに他ならないわけで……つまりは女の子をボンッとさせる存在なのです。悩むヒロインズとそれに絡む天然ジゴロ……ラブコメ好きには損はさせないストーリーがたくさんあると自信を持って勧めます。


本当は色々書きたいのですが、ネタバレになってしまうので是非読んでいただきたく思います。しかしそれでもあえて言うならば、桜雨キリヱというキャラクターが私は大好きで、もうこのキャラクター設計は中々に完成されていると思っています。不老不死な世界観なのですからもちろん見た目はロリで年齢はそれ以上。ロリを強調する眼鏡と帽子。ツンデレだけど基本はドSな正確。主人公をいつも「むのー」呼ばわり。人のプロファイリングが好きなくせに自分の核心を突かれるようなことを言われるとうろたえる……顔をすぐに赤くする……私にとっては非の打ち所のないキャラクターです。

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UQ HOLDER! 6巻より引用。この可愛さにピンときたら即購入した方がいい


ネギまとの関わり

さて本作品は、当初こそネギマとは直接クロスしないオリジナル要素がとても強いと感じていたものですが、作品が進むに連れ徐々にネギまの世界観というかキャラクターまでもが結構干渉してきます。これをどう感じるのかは個人に依るのですが、個人的には結構ワクワクしています。私がネギまという作品が好きなことがとても大きいと思っていて、心のどこかで「いつネギマのキャラクターが絡んでくるんだろう」と思っていたからこそ、徐々に交わりが増えていく感覚がとても心地よかったのだと思います。このあたりはバランスだと思います。

ただ12巻最後にして、いよいよ本格的にネギま世界観が強烈にやってきており、正直なところこの先の展開が読めないというのが正直なところです。ここのハンドリングをミスるといろいろとまずい気がするので是非赤松先生には頑張っていただきたいのですが(上から目線)、果たして果たして……という感じで。なんというか、期待と怖さが混じり合っているといいますか、これは凄く嬉しいけど一体どうやって収拾がつくんだろう……みたいな。怖いもの見たさの面白さというか。このあたりは読まないとわからない空気感があるので、是非手に取っていただけたらなと思います。

終わりに

一番最初に「あぁ面白い漫画のやつや」と書きましたが、これは赤松先生の作品はやはり漫画の基礎ができているというか、安心感を持って読み進められるなぁという意味です。怖いもの見たさの面白さとか書いていて矛盾しているじゃないかと思われるかもしれませんが、そんな高度な感想が出てくるのも物語の基礎やキャラクター設計の仕方が本当に上手いからなのです。良くも悪くも、抑えるところをキチンと抑えているのはさすがというところです。

本作品はネギまを好きだった人には手放しで進められる作品ですし、エヴァを好きだった人にも手放しで進められる作品ですし、ラブコメが好きな人には少なくとも12巻までは手放しで進められる作品です。
ちなみにお色気要素は抑え気味ですが、その分ラブコメ要素で妄想が捗ります。薄い本を探さないといけません。

漫画『UQ HOLDER!』、面白いので是非是非。

オタク殺すにゃ刃物はいらぬ 仕事をたくさんさせればいい

オタクというのは面倒くさくてややこしくて歪んでいる。好きだという気持ちに素直で、時間もお金もそれだけに費やすことができる。
オタクはコンテンツを愛している。溢れているコンテンツから自分だけの作品を見つけて没頭することができる。
オタクは自分の好きなものを周りに勧めたがる。押し付けだと思われても引かないくらいの強さを持つことができる。

人生の限られた時間を自分の好きなことに費やすことができる。たくさんの作品に触れ、感じ、想い、願い、生きる。


そこに、混じり気が出てくる。
時間は有限で、しかも生きなければならない。コンテンツを精一杯楽しみながら働かざるもの食うべからず。
100%のオタクの時間は徐々に奪われ、薄まっていく。希薄になっていく。

やりたいという気持ち見たいという気持ち楽しみたいという気持ちは、逃げ出したいという気持ち楽になりたいという気持ち死にたいという気持ちに変わっていく。だが生きねばならぬ。死ぬことは許されない。

万能ではなく、しかし意地はあったから、生き地獄を進まねばならなかった。コミュニケーションは絶っても、溢れ出る思いは絶てなかった。

想いを残すことは苦痛ではなかった。書くことで救われていた。だけどプライドは許さなかった。作品を楽しみたい気持ちは抑えられなかった。

辛い、死にたい、きつい、上手くいかない、方向を間違っている気がする、このまま進んでもいいのか。しかし生きねばならない、ならば薄くならざるを得ない。

だけど、撹拌しきっていない。濃い気持ちは残っている。混ぜきれば均一になるけれど、そう簡単に混ざり切る気がしない。


オタク殺すにゃ刃物はいらぬ 仕事をたくさんさせればいい
殺しきるなら覚悟を持てよ 撹拌するのに時間がかかる

10年続けたはてなダイアリーからはてなブログへ移行しました

アニメ『アイカツ』の前期エンディングテーマ「カレンダーガール」。
この曲の歌詞で、今もずっと私の心に残り続けているものがあります。

何てコトない毎日が かけがえないの
オトナはそう言うけれど いまいちピンとこないよ

アイカツ』1年目 前期エンディングテーマ「カレンダーガール」より


生きている毎日が、かけがえないものであると大人は言うけれども、
今まさにアイドルになろうともがいているものたちに取って、それはピンとこないという。



果たして自分は、いつから毎日が「かけがえのないもの」だと思うようになったのか
少なくとも10年前は、思っていませんでした。
アニメや漫画など、自分が好きなものを全力で楽しむために、学業もほどほどに日々バイトに打ち込み、
稼いだバイト代はその月で全て使い果たしては、また稼いで使い果たし、と激動、しかし楽しいソロオタクライフを過ごしていました。


契機は、間違いなく就職でした。
2012年に社会人となり、既に4年経過し、5年目に入っている今、私の生活の殆どの時間は仕事に費やされています。
人は余裕が無くなると、ここまで何もできなくなってしまうものなのかと、何度も自分を問い詰めた4年間でもありました。




というわけで、なんとなんと、ブログを書き始めてから10年が経過しました。おめでたい。
正確には、はてなダイアリーの「隠れてていいよ」は、2006年9月25日 03:09:52 に始まりました。
せっかくなのでキャプチャを取りました。

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素直に、10年続けられた自分を褒めてあげたいと思っています。
年齢を重ねるにつれて続けることの難しさを実感していたからこそ、この10年という期間は、改めて自分を鼓舞するものとなりました。

そして今回、10年続けたはてなダイアリーからはてなブログへ移行することにしました。
理由は、強いて上げるならばちゃんと新しいものを使っていこうと思ったからです。

ただ、はてなダイアリーは最近開発が止まっていて、当たり前のことができないことが多くて、それを補うためにコストを支払うのもそろそろやめようかなと思ったのも一因ではあります。
twitterのツイート埋込をするためにHTMLタグを修正する必要があったり、ニコニコ動画の埋め込みウィジェットがそのまま利用できなかったり……。

もちろんはてなダイアリーに未練がないといえは嘘になります。ただこの思考は、物を中々捨てられないあの思考だなぁと思うところもありました。
なので、今回移行することに決めました。


オタクとして10年

p-shirokuma.hatenadiary.com



私はおそらく、オタク迫害のよりリアルな時代よりも少し後の時代にオタクになったので、少し平和ボケしているのかもしれないですが、とは言え、「オタク」と言う言葉を出すことがはばかられる時代に生きていたことは間違いなく事実でした。

特に高校生の時代は、オタクを隠し続けることがとにかく必要で、バレたら人生が終わり、ということが冗談ではない、リアルでした。
だからとてもとても真剣に隠れました。

thun2.hatenablog.jp



私のブログ名である「隠れてていいよ」という名前の由来は、ご想像どおり「隠れオタク」にあります。
歌手KOTOKOさんの名曲『覚えてていいよ』というタイトルと歌詞に、隠れオタクの気持ちを投影させたものです。
誰が何と言おうと、自分はオタクだし、それを無理に誰かに言う必要なんて無い。ずっとずっと隠れててもいいんだよ、と。

10年経過して、明らかに世の中は変わりました。もう「昔のように」隠れる必要は無くなりました。
「オタク」という言葉を1ミリも出さないように神経を尖らせる必要はなくなりました。
MP3プレイヤーに入れていたアニメソング・エロゲソングを誰かに聞かれそうになって焦る必要は無くなりました。
深夜に、親に見つからないようにアニメを録画して視聴する必要もなくなりました。

もちろん、本当の自分をさらけ出すことはやはりまだできません。オタクはカジュアルに受け入れられるようになったものの、ディープに受け入れられるようになったわけではないというのが私の感覚です。まだまだ自制は必要ですし、余計な波風を立てないためにも、やはりまだまだ隠れる必要はあるのです。
時代が変われば、隠れる、が指す意味も変わってきます。

しかし間違いなく言えることは、この10年で、オタクに対する接され方はとても良くなりました。
すべての壁が取り払われる必要などは無いと思っていますが、しかし、とは言え、同年代の知り合いが、会社の先輩が後輩が……まるで息を吸うようにカジュアルにオタクの話題を出して会話をしている、そしてそこに加わることができる、そのことはとてもとても稀有なことだと私は思っています。

それでも私は、こんなにアニメやゲームが世の中に溢れている現状を嬉しく思う。私は、アニメやゲームがポピュラーになった社会にイエスと言いたい。本当にたくさんの人々がアニメやゲームを受け入れている社会にイエスと言いたい。三十年前には、こんな未来がやって来るとは想像もできなかった。長く生きていて良かった、と思う。

アニメやゲームがポピュラーになった社会に、イエスと言う - シロクマの屑籠

だからこそ、私もイエスと言いたいです。息をすることも憚られた時代を生きたことがある自分にとって、今は本当に生きやすい。
そしてこれからオタク文化に触れて行く若い人たちにとっても、そんなに悪くないことだと思う。そう、少なくとも「オタク」という言葉を出すことさえ遠慮された時代と比較すれば。

作品への感謝

この10年、とにかく感謝したいのは、たくさん出会った多くの作品たちです。
漫画、アニメ、ライトノベル、映画……様々のコンテンツに接して多くを学び多くを消費し、ときには笑いときには泣き、そしてときには生きる意味を見出すことができました。
何度も死にたくなりましたが、その時私を助けてくれたのは、作品の力でした。作品のキャラクターたちでした。

作品の中で頑張って生きているキャクターたちを見ていると、自然と「自分も頑張らなくては」と前向きになれました。
二次元と三次元を混同するなというような議論が度々見受けられますが、そういう次元ではないということをよく分かっていただきたい。
キャラクターは“居”るのであり、傍で見守ってくれるものであり、自分から語りかけるものであり、力をくれるものであり……つまりとても優しく接することができるものなのです。

自分の生死を一度でも二次元に左右されたことがありますか。キャラクターに出会い雷に打たれたような衝撃を覚えたことがありますか。
キャラクターの言動が許せず「ふざけんなよ!」と声に出したことがありますか。

とにかく私は、この10年、様々の作品に触れて、本当に心動かされ、成長することができました。なので、様々の作品にありがとうと言いたいです。

終わりに

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きっとこれからの10年もブログを書き続けると思いますので、よろしくお願いいたします。